実はソプラノリコーダーには、
バロック式・ジャーマン式の2種類があることを知っていますか?
さて、どちらを選ぶとよいのか、目的によって違います。
簡単に説明すれば、小学校の授業で使うソプラノリコーダーならばジャーマン式、
楽器として様々な楽曲を演奏するために使うソプラノリコーダーはバロック式がよいです。
ソプラノリコーダーのジャーマン式・バロック式それぞれでの、
ファのシャープの指と、高いファ・ファのシャープの指の
使い方を紹介します。
ソプラノリコーダーのファのシャープの指は?

ジャーマン式ソプラノリコーダーのファのシャープの指は
上から
●
● ● ● ◯ ● ● ●
と押さえます。
バロック式ソプラノリコーダーのファのシャープの指は、
上から
●
● ● ● ◯ ● ● ◯
と押さえます。
上手く音が出ないと悩む前に、
自分の使っているソプラノリコーダーはどちらなのか、
確認してください。
ソプラノリコーダーの4番目と5番目の穴の大きさで確認できます。
バロック式ソプラノリコーダーは、4番目の穴が小さく、5番目の穴が大きく、
ジャーマン式ソプラノリコーダーは、5番目の穴が小さく、4番目の穴が大きいです。
ソプラノリコーダーの高いファとファのシャープの指は?

ジャーマン式ソプラノリコーダーの高いファの指は、
上から
●1/2
● ● ● ● 〇 〇 〇
と押さえます。
ジャーマン式ソプラノリコーダーの高いファのシャープの指は、
上から
●1/2
● ● ● ◯ ● ◯ ●
と押さえます。
バロック式ソプラノリコーダーの高いファの指は、
上から
●1/2
● ● ● ● ◯ ● ◯
と押さえます。
バロック式ソプラノリコーダーの高いファのシャープの指は、
上から
●1/2
● ● ● ◯ ● ◯ ◯
と押さえます。
ジャーマン式・バロック式ソプラノリコーダーの違い

ソプラノリコーダーは、
ジャーマン式・バロック式の2種類のリコーダーが販売されていますが、
他のリコーダーではジャーマン式リコーダーは、販売されていません。
演奏用に使う場合はバロック式ソプラノリコーダーを選ぶのが正解ですし、
若干ではありますが、バロック式ソプラノリコーダーの方が響きもよく、
音色もよいのです。
まれに、教育目的であっても、
バロック式ソプラノリコーダーを採用している場合もあるので、
学校などに確認してから用意してあげましょう。
ジャーマン式ソプラノリコーダーと
バロック式ソプラノリコーダーの違いを理解して、
選択してください。
ファの音がはっきり違いますし、穴の大きさも違います。
まとめ
ソプラノリコーダーは2種類あることはあまり知られていないようです。
特にファの音の指の使い方が違いますので、
それだけで不良品と勘違いしやすいです。
指使いが比較的簡易であることから、小学校では
ジャーマン式のソプラノリコーダーが採用されているようです。
継続してリコーダーに触れていく方にはバロック式一択です。
ソプラノリコーダーの種類と違いを理解する、
参考となりましたらうれしいです。