みなさん、ほたるこいの歌をうたえますか?
たいがいの方は、
「ほ ほ ほーたるこい♪
あっちのみーずは にがいぞー
こっちのみーずは あーまいぞ
ほ ほ ほーたるこい♪
で、終わっていると思っていませんか?
実は、続きがあるのです!
なにげなく歌い継がれた童謡、
その中にあった真実を、紹介いたします。
ほたるこいってどんな歌?全歌詞紹介♪
![](https://ha-hunomama.net/wp-content/uploads/2018/06/70138a48117bdb81bc0f9d1ed38997d6-300x200.jpg)
ほたるこいは秋田地方わらべうたです。
まず、全歌詞を紹介いたします。
「ほ ほ ほたるこい
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほ ほ ほたるこい
ほ ほ やまみちこい
ほたるのおとさん かねもちだ
どうりでおしりが ぴかぴかだ
ほ ほ ほたるこい やまみちこい
ひるまはくさばの つゆのかげ
よるはぼんぼん たかじょうちん
天ぢくあがりしたれば
つんばくらにさらわれべ
ほ ほ ほたるこい
あっちのみずは にがいぞ
ほ ほ ほたるこい
こっちのみずは あまいぞ
ほ ほ ほたるこい やまみちこい
あんどのひかりを ちょとみてこい
ほ ほ ほたるこい
ほ ほ やまみちこい
ほ ほ ほ ほ ほ ほ ほ」
けっこう長い歌なのです。
わたしが知っていた「ほたるこい」
とは全然ちがうものでした。
なんとなくミステリアスで、
意味深な歌詞です。
ほたるこいの意味をわかりやすいように解説♪
1フレーズ、とてもわかりにくい歌詞があります。
「天ぢくあがりしたれば つんばくらにさらわれべ」
どうにも、チンプンカンプンですね。
てんぢくは「そら」、つんばくらは「つばめ」を
意味しています。
つまり、「空にあがるとつばめにさらわれるぞ」
という意味になります。
あんどのひかりは「行燈の光」。
昔からの照明であるあんどんですね。
次に、歌詞の中で、
甘い水、ぼんぼん(お金持ちの家のおぼっちゃん)、
ほたるのおとさん かねもちだ、など。
なかなか、そそられる甘いフレーズが、ところどころに登場します。
「ほらるこい」は、
ホタル狩りの時に歌われる童謡です。
ピカピカひかるほたるを、
こちらに呼び込むために。
こっちには、いいものがあるから来なさい、
と、ほたるに問いかけているのです。
採取のために呼び込むのですから、
けっこう、ダークですね。
ほたるこいの歌詞のそのほかの解釈
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そのほかの解釈として、
ほたるの実際の生態を、
表している歌詞だとも言えます、
根拠も結構しっかりとしています。
ほたるの発光は、
パートナーを探すためのものです。
少しでもよいパートナーが見つかるようにと、
一生懸命ひかりなさいと、
ほたるを勇気づける意味があります。
ホタルの生涯の中で、きれいに光り輝くのは、
2週間ばかりです。
少ない期間です、その少ない、
チャンスをものにして、
次の世代へとつなげていく。
そんなほたるを思うきもちが、
にじみ出ている、良い歌詞です。
まとめ
ほたるはきれいな水が無いと、
生きられません。
成虫してからは、
水だけですごします。
なんとはかないことでしょう。
今度ほたるが光る季節がやってきたならば、
ぜひ「ほたるこい」の、
今回紹介した、全部の歌詞を、
思い出してみてください。
いっしょうけんめいに光っている、
きれいなほたるたち。
ただ、うすぼんやりとながめて、
ほたるの光はきれいだなぁ~と、
思うだけではなく。
全力で生きているほたるたちを、
いつくしみましょう。