日本三大名園に数えられる兼六園、
国の特別名勝とされ、日本有数の庭園です。
兼六園では季節ごとにライトアップされる期間があります、
その時々に織りなす四季の美しさを彩ってくれるのです。
昼だけではなく、
夜のライトアップでも、我々を楽しませてくれます。
これから、兼六園の冬のライトアップイベント、
金沢城・兼六園ライトアップ~冬の段~、についてご紹介します。
兼六園雪吊り2018のライトアップ期間
雪吊りは毎年11月から3月まで行われますが、ライトアップの期間は
2018年は、2月2日から2月20日に開催されました。
ライトアップ期間は入場無料です、ライトアップされるのは、
「兼六園」、「金沢城公園」、「玉泉院丸庭園」、の3つの場所で行われます。
兼六園の代表的な見どころはやはり冬の雪吊りですね。
雪吊りとは、
庭木を雪から守るために保護する囲いのことです。
この雪吊りは、冬の兼六園を彩る、素晴らしい演出にもなっています。
雪が積もった庭木に雪吊りが施され、ライトアップすることにより、
とてもファンタジックな雰囲気を醸し出します。
次の開催日程は、
2019年2月1日から2月19日、
17:30~21:00まで行われる予定です。
もちろん入場無料です、思いっきり楽しんでください。
兼六園雪吊りの取り外しの時期
兼六園の雪吊りは特別なものではありません。
冬の金沢を見渡せば、至る所で見かけるものです、
一般家庭でも行われる身近な物でもあります。
兼六園では毎年11月1日から作業が始まり、
およそ1ヵ月かけて仕上げます。
まず始まるのが、唐崎松からです、
園内で一番の枝ぶりを誇る唐崎松ですから、その規模は大きいです。
5本の芯柱が立てられます、そして約800本の縄で吊りあげられます。
兼六園の庭師5人が中心となり、
延べ人数500人にも上る庭師さんが、約1ヵ月かけて仕上げます。
そうして手をかけた雪吊りは、
3月中頃から取り外しが始まり、約1週間で外されます。
最初に取り掛かった唐崎松の雪吊りが最後に取り払われ、
そこからが北陸の春の始まりとなります。
ちなみに、使用された真竹や芯柱などは再利用されるそうです、
技術だけではなく、「エコ」なところもあります。
歴史ある仕事には、素晴らしい技術が詰まっているのですね。
才色兼備という例えであっているかわかりませんが、
歴史に残る技術にはきちんとした裏付けがあると感じました。
ただ、雪に耐えるための技術ですが、ながく伝わるものです。
なにか心に響くところがあります。
まとめ
兼六園では1年を通して、私たち観光客を魅了してくれます。
季節それぞれ、観覧してみて楽しいものですが、
冬の雪吊りは特別な感じがします。
雪景色はもちろんよいのですが、
それに合わせて雪吊りという技術が素晴らしい!
自然と人間が交わる、素晴らしくて特別な景色だと感じます。
兼六園での雪吊りを楽しむ助けとなりましたら嬉しいです。