法事でお世話になるお寺さんへ持って行く手土産って、
のし紙は何と書いておくと良いんでしょうか?
渡す相手が法事の出席者ではなく、
お経をあげてもらうお寺やお坊さんですから、
のしの書き方にちょっと迷ってしまいますよね。
そこで今回は、お寺に持って行く手土産は、
のし紙をどんな風に書くと良いのか、
マナーやルールなどを解説します。
法事でお寺さんへのお持たせののしの書き方
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法事でお寺さんへ手土産などを持って行く場合、
お布施とは別に、お菓子などの引き出物や、
手土産を持って行く場合があります。
その際、お寺に渡す手土産には、不祝儀ののし紙を付けて、
『粗供養』と表書きを書いておきましょう。
『粗供養』とは、法事の施主様から出席された皆様へ、
感謝の気持ちを表す、ささやかなお礼という意味を持っています。
お世話になるお寺に現金を渡す場合は、
『御布施』や『お車代』として渡すのですが、
品物を渡す場合は、お礼の気持ちを込めて、
『粗供養』とのし紙に書いておきましょう。
のし紙の下段には、施主様の名字を書いておくと良いですよ。
お寺さんにはお布施を渡すことはありますが、
あまり品物を渡すって、地方によっては馴染みがないんですよね。
でも地域の風習によって、お世話になるお寺に、
法事の出席者と同じように、お礼の品を渡すこともあるんだとか。
冠婚葬祭などの風習って、地方で全く異なるので、
戸惑ってしまいますよね。
ちなみに、東日本では『粗供養』ではなく、
『志』と表書きを書く場合もあるので、
もし迷ったら親戚の人に相談するのが良いですよ!
法事でお寺さんへのお包のルール
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法事でお世話になるお寺さんへ、
引き出物や手土産をお包みする場合、
品物の相場はだいたい3,000円くらいが良いでしょう。
そして、食べ物を渡すなら、
日持ちのする常温保存でも大丈夫なお菓子類が良いですね。
法事に出席した方々へは、食べ物に限らず、
洗剤などの消耗品を渡すこともありますが、
お寺さんへはお菓子が無難でしょう。
もしくはお茶でも良いかもしれませんね。
そして引き出物以外にも、お布施を渡すし、
会場や自宅で法事を行った場合には、
お車代や御膳料などもお包みすることになります。
お寺さんに渡す現金は、必ず一つの封筒にまとめて入れずに、
それぞれ個別の封筒に名目と金額も記載しておきましょう。
お包みした品物や現金は、法事が終わってからで大丈夫ですよ。
渡す時にはその日に読経して頂いたお坊さんへ、
お礼の言葉も添えて感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ
法事の時、お寺に渡す引き出物などの手土産は、
不祝儀用ののし紙に『粗供養』と上段に書き、
下段には施主様の名字を書いてお渡ししましょう。
引き出物は、日持ちするお菓子やお茶などが良いですね。
相場はだいたい3,000円ほどで、
お寺で法事をした場合は、お布施も添えてくださいね。
もしお坊さんに来ていただいたのなら、
それとは別にお車代や御前料も用意しておきましょう。