旧正御影供(きゅうしょうみえく)とは、弘法大師が入定、
つまり究極的な修行の境地に入ったとされる日に行われる法会です。
あくまでもお祭りではなく、厳粛とした真言宗の行事ですが、
年に1度しか参拝することが出来ない御影堂が開かれるため、
大勢の参拝客が足を運びます。
今回はそんな、旧正御影供の日程や、参拝可能な時間帯を紹介していきます。
旧正御影供 高野山2019日程!
旧正御影供は2019年4月25日(木)に開催されます。
前日24日(水)には御逮夜(おたいや)と呼ばれる法会が行われるので、
こちらも見どころの一つとなっていますよ。
この御逮夜では、法会の場所となる御影堂全体が、
お供えの花とろうそくで埋め尽くされ、
また堂内では御詠歌や舞踊が奉納されているため、
とても幻想的かつ厳かな雰囲気に魅了されます。
そして、翌25日、旧正御影供当日では、
午前9時から法会が行われ、高野山内の住職たちによる行道(ぎょうどう)、
つまりお経を唱えながら山内を移動するため、
参拝客は圧巻の光景が堪能できるんです。
やっぱりどちらかというと、
とても厳かな仏教行事なんですね。
そのため参拝する際は決して軽率な行動はせず、
また年に1度のイベントを楽しむというのではなく、
とても貴重でありがたい法会に参拝する、
という心構えをしているといいでしょう。
高野山の旧正御影供の前日の参拝方法☆何時ごろから出来る?
旧正御影供の前日に行われる御逮夜では、
年に1度しか開かれない御影堂へ参拝することが出来ます。
ただし御影堂参拝にはまず、
24日の17時から配布される整理券を受け取るようにしましょう。
整理券は御影堂横に設置される本部テントで配布されるので、
受け取ったら紛失しないようにご注意を。
そして、実際に御影堂へ参拝出来るのは、
19時に法会が執行された後なので、
だいたい20時前後になるでしょう。
ろうそくの明かりと花が供えられた御影堂内は、
とても幻想的で美しいと評判です。
ぜひ厳かな気持ちで参拝をしてくださいね。
また、御影堂を参拝する時は、
ろうそくとお花をお供えしましょう。
ろうそくもお花も現地で購入できるので、
前もって用意していく必要はありませんよ。
より詳しい御逮夜の内容や会場案内に関しては、
下記のサイトを参考にしてみてください。
ただし、7年前の日程なので、
日にちを間違えないようにしましょう。
また、高野山にある金剛峯寺の公式サイト内の行事紹介ページも、
合わせてチェックしておくと良いですよ。
アクセスはコチラ。
http://www.koyasan.or.jp/kongobuji/event.html
まとめ
旧正御影供は弘法大師の入定した日(旧暦)に行われる法会で、
前日の夜から開始されます。
前日の御逮夜では、年に1度しか開かれない、
御影堂へ参拝することも出来ますが、
それには整理券が必要なので受け取ることを忘れずに。
また、あくまでも厳粛な法会という行事なので、
参拝も厳かな心構えでいてくださいね。