伊万里トンテントン祭りは、日本三大喧嘩祭りのひとつです。
正確には伊萬里神社の御神幸祭です。
御輿(みこし)と団車(だんじり)とが、
トンテントンと太鼓の合図とともに、ぶつかりあう、
とても激しいお祭りです。
迫力満点の伊万里トンテントン祭りについて、
ご紹介いたします。
伊万里トンテントン祭り2018の日程と通行止め情報♪
平成30年に行われる伊万里トンテントン祭りは、
10月19、25~28日に行われます。
19日 伊萬里神社 神殿祭
25日 魂入れ神事
26日 町廻り、安幕
27日 本祭り初日
28日 本祭り最終日
なお期間中は交通規制がありますので注意してください。
以下公式サイトでのご確認をお願いします、
お車でお越しの方はご注意してください。
https://tontenton.jp/
伊万里トンテントン祭りの事故後の合戦は復活する?
2006年(平成18年)に不幸な事故がありました。
高校生(当時17歳)が団車の下敷きになり、死亡しました。
翌2007年(平成19年)には合戦が中止され、
2008年(平成20年)からは、
荒神輿などの巡行のみが行われることとなりました。
安全策をとり、合戦を再開させる動きもありました。
しかし、死亡した高校生の遺族らによって、損害賠償を求められたこと等から、
住民アンケートを行い、その結果、
2010年(平成22年)に、合戦の廃止を決定することとなりました。
巡行だけになった伊万里トンテントン祭りは、祭りの呼び物がなくなり、
15万人あった観光客が3万人まで激減してしまいました。
その間、試行錯誤がありました。
模擬合戦を開催したり、
40年振りに、神輿行幸を復活させる等行ったが、
客足が戻ることはありませんでした。
そんな中で、住民らからの地域衰退を危惧する声や、
県内外からの署名が1万件を超えました。
そして、2013年(平成25年)に、安全性を確保した上で、
模擬合戦を(倒さずに引き太鼓でおさめる)行いました。
翌年には、より安全性を確保して、
最初から倒す方向を決めてある、奉納合戦を再開しました。
それと合わせて、2013年(平成25年)には、
川落としも、夜から夕方に切り替えて再開されました。
事故が起こる前にも、より安全に行われるように、
試行錯誤してきた歴史があります。
今後、不幸な事故が起こらないように願うばかりです。
まとめ
日本三大喧嘩祭りの中の一つです、
いろいろな問題があったとしても、迫力は満点です!
合戦での勢いある神輿と団車のぶつかり合い、
祭りの締めくくりである川落とし。
特に川落としは、
神輿と団車が組み合ったままで、伊万里川へと落とされる!
激しい祭りを締めくくるにふさわしい勇ましさです。
九州男児の心意気を生で観るチャンスです。
いろいろと考えさせられる面もありますが、
伊万里トンテントン祭りを、ぜひ楽しんでください。