竹の違いがわかりますか?
竹林などは、都会に住んでいると、なかなか見ることはありません。
なんとなく竹の子の季節になると、スーパーなどで見かけ、
美味しそうだな~、とか、なんとなく食べていませんか?
竹の子にしても、特に種類や旬などに関心を持つことは少ないです。
ましてや、竹の種類と言われても・・・
意外と知らない竹のお話を、届けます。
竹の子の孟宗竹と破竹と真竹の違いは?特徴や強度
日本に生息する竹は、いろいろありますが、代表的なもの、
孟宗竹と破竹と真竹の3種類があります。
竹の子のときから、それぞれ特徴があらわれます。
孟宗竹の竹の子は、大きく肉厚で、えぐみが少ない、
よくスーパーなどで見かけるのは、ほとんどが孟宗竹です。
破竹の竹の子は、掘り出してすぐはクセがなく美味しい、
でも、ほとんど流通していません。
真竹の竹の子は、掘り出してすぐは美味しく生食でも美味しい、
ですが、時間がたつとエグ味があり、あく抜きが必要です。
次に、それぞれ育った時の特徴を見てみましょう。
孟宗竹は節の輪が1本だけです、これが大きな特徴です、
そして若い時は白い粉がつきます。
育つと節の間が短く、材質部は厚いです。
材質は弾力性に欠け、かごなどの編組などには向きません、
建築や農漁業用素材に使われています。
破竹は節の輪が2本あり、細くて割りやすいので、
おもに茶道具などに利用されています。
真竹も節の輪が2本です、弾力性があり、材質がとてもよく優れています、
竹の中で1番良好な材質です、建築から竹細工に広く用いられています。
竹の子の孟宗竹と破竹と真竹の葉の違いと見分け方
孟宗竹の葉は、小枝の先に2~3枚つきます。
葉は細長くて、6~10cm、幅が8㎜~1㎝の被針形~狭被針形で小さい、
柔らかく、葉実や葉柄は無毛です。
破竹の葉は、枝先に2~3枚つきます。
葉の大きさは、長さが8~12cm、幅が1~1.5㎝です。
広被針形で孟宗竹の葉と比べて大き目、葉の裏や葉縁に、
短毛がついています。
真竹の葉は、小枝の先に2~5枚つきます。
葉の大きさは、長さが8~12㎝、幅が1.5~2.5㎝です、
狭被針形です。
葉の長さが短いのが孟宗竹で、それを基準とすると、
少し長くて、幅も広い、そして葉に短毛がついているのが、
破竹です。
そして、大き目の葉が付き、葉に短毛がついていないのが、
真竹となります。
まとめ
意外と知らない竹の違い、孟宗竹、破竹、真竹を例にして、
紹介しました。
実は、この他にも、なんと600種類の竹があるそうです。
びっくりですよね!
それぞれの竹で様々な使い方があるそうです。
竹の世界、奥深そうですね。
普通、竹の子として流通しているものは孟宗竹の竹の子ぐらいですが、
機会があれば他の竹の子も味わってみたいですね!