忌明けの時、四十九日の法要が終わる頃、
その時に香典返しと一緒に送る挨拶状を、忌明けの挨拶状といいます。
どの様に書いたら良いのか、分からないことが多いです。
本来は直接出向いてお礼を申し上げるものです、
それが出来ないことのお詫びを伝えるものが挨拶状です。
ここでは四十九日のお返しのための挨拶状の書き方と、
例文を紹介いたします。
四十九日のお返しのための挨拶状の書き方と例文
まずは例文を紹介します。
謹啓
先般 (続柄:父、母等)(俗名:生前の名前) 葬儀に際しましては
ご多忙の中にあってもかかわらずご会葬を賜り
かつご丁重なるご厚志を賜りまして誠に有難く厚く御礼申し上げます
おかげをもちまして○月○日(法要の日付)に四十九日の法要を滞り無く相営みました
つきましては供養のしるしと致しまして心ばかりの品をお届け致しましたので
何卒ご受納くださりますようにお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上御礼申し上げるべきとは存じあげますが
失礼ながら書中を持ちましてご挨拶申し上げます
敬白平成○○年○月○日
喪主 ○○○○○
親族一同
頭語(謹啓、拝啓など)、これは省略してもよいです、
省略した場合は結語も省略してください。
次に会葬や香典に対するお礼を書き、
忌明けの法要が滞り無く終わったことの報告をします。
香典返しの品物を一緒に贈ったことのお知らせも書きます。
本来では喪主が直接出向いて挨拶に伺うことですが、
挨拶状で済ませることのお詫びを書きます。
最初の頭語を省略したならば結語(敬白、敬具など)も省略してください。
最後に日付と差出人の名前、親族一同として結びます。
あと注意すべきところは、句読点を使わないことです。
諸説あり、句読点をつけてもよい場合もありますが、
使わないのがベストです。
四十九日のお返しのための挨拶状のおすすめの用紙は?
一番おススメなのは奉書紙を使うことです。
大抵の場合、業者さんに任せることが多いですが、
その時に指定すればちゃんと奉書紙を使って、
挨拶状を印刷してくれます。
カードなど使う方も多いです。
香典の金額が少ない時に奉書紙を使って、
仰々しく送るのは失礼にあたる場合があります。
その場合にはそれなりのカードなどを添えるとよいです。
どちらの場合も業者さんが対応してくれますし、
アドバイスも頂けるので、
まずは業者さんに聞いてみるのも選択肢の一つです。
まとめ
最近は何でも業者頼みで味気ないものとなりました、
とても残念なことでもありますが、
時代の流れです、仕方が無いのかも知れません。
一通に心を込めてお礼をする、
心だけは忘れることが無いようにしたいものです。
心のこもった挨拶状を作るのは難しいですが、
その助けとなれれば感謝いたします。