ローストビーフを切ってみたら、中から赤い肉汁が!
これって生焼けなんでしょうか?
ということはもっと加熱すべき?
生焼けのお肉を食べて、食中毒にならないか心配ですよね。
そこで今回は、ローストビーフから赤い肉汁が出た場合、
食べても大丈夫なのか、また対処法も紹介します。
ローストビーフから赤い肉汁が出てくる原因☆それって生焼け?
ローストビーフから出てくる赤い肉汁って、
実は血じゃなかったんですよ。
基本的に肉類は解体加工の段階で血抜きが行われているので、
調理した時に流れるほどの血が出る、ということはありません。
では、ローストビーフから出る赤い肉汁はなにかというと、
実はミオグロビンという、タンパク質の一種だったんですよ。
そのため、ローストビーフから出る赤い肉汁は、
食べても全く問題なし!
牛の筋肉に含まれていた水分が血のように見えるだけのものですので、
健康に害はないものだったんですよ。
むしろジューシーに見えるし、とっても栄養があるんです。
つまり生焼けによる血液の流出などではなかったんですね。
ローストビーフは、切った断面がピンク色をしていれば、
程よく火が通った状態なので、美味しく食べられますよ。
ただし、断面がピンクではなく赤い場合は、
表面だけに火が通ったレアの状態なので、
もう少し加熱した方が美味しく食べられるでしょう。
もちろん、レアの状態が好きなのでしたら、
そのまま食べることもOKですよ。
牛肉は豚肉と違って、肉の内部に菌がいることは基本的にありません。
だからステーキってレアでも食べられるんですね!
しっかりと衛生的に扱った新鮮な牛肉でしたら、
レアの状態でも美味しいですよ。
ただ、ローストビーフを作ってから1日経っていたりすると、
レアの肉を食べるのはちょっと不安ですね。
その場合はフライパンで蒸し焼きにするなど、
もう少し火を加えるようにしましょう。
ローストビーフから赤い肉汁が出てくる対処法
ローストビーフから赤い肉汁が出ないようにするには、
完成したらすぐに切るのではなく、
30分以上は肉をそのまま置いておきましょう。
それから切ると、肉汁が溢れ出ることもありませんよ。
せっかくなら、肉を口に入れて噛んだ瞬間に、
肉汁が出てきた方がジューシーさを実感できそうですよね。
少し肉を休ませておけば、
切った時に肉汁が流れてしまわないので、
より美味しさもキープした状態で食卓に出せますよ!
まとめ
ローストビーフから出る赤い肉汁は、
ミオグロビンというタンパク質の一種で、
元々は筋肉に含まれている水分だったんです。
そのため、食べても問題ないし、
肉自体の品質が悪いわけでもありません。
もし肉汁が流れ出ないで欲しいのなら、
ローストビーフが完成したら、すぐに切らずに、
30分ほど置いておくと良いですよ。